ゼロから始めるナンパ生活

日々の活動報告ブログ(主にナンパ)

ナンパ師は初めての即を忘れない。

5月中旬ごろで暖かく過ごしやすい夜だったと思う。
そのころ、僕はナンパにほぼ毎日出ていた。だんだんナンパを好きになってきた時期だったと思う。

当時(今でも)1人ではなかなか声をかけられず、ほとんどナンパ仲間と一緒に街に出ていた。
その日はナンパ仲間が仕事で一緒に出れないと連絡が来ていたが、どうしても出てかった。

1人で街に出るが声をかけられない。

仲間と一緒に街に出たときは声をかけられるんだ・・・

1人で声をかけられない初心者は酒に頼る。

僕は近くにあった飲食店に入り、ビールだけジョッキで4杯頼んだ(以後、声かけできないときは酒に頼るようになる)

1時間ほどビールを飲みながら心を整えて店を出た。もう21時前になっていた。

店を出てすぐに1声かけした。

無視。

今の僕では無視でも心が折れない。何か無双の心意気だ。

人混みの中、30m先に遠目であまり見ないタイプのファッションの女性を発見。髪にカラフルなリボン?を付けているのが見える。あまり池袋では見ないタイプだ。

「目立つねー」

人と人の間をすり抜け声をかけていた。酔うと本当に何も考えずに声をかけられる。

「帰るの早いから遊んで行こうよ」

「いいですよ」

僕は焦った。顔も焦った表情をしてたと思う。

ナンパをしようと思って3年目、本格的にナンパをし始めて2ヶ月。女の子を連れ出したこともなかった。

女の子の服装はショートパンツに虹色のストッキングで、上に着ているシャツもカラフルだった。髪にピンクや黄色のリボンを3つほど付けている。よく知らないが、いわゆる原宿のファッションなんだろう。ネットでこういうタイプの画像を見たことがある。

なぜか分からないが、僕に対して期待感を感じる。目がきらきらしている。

入ろうとした店が満席で入れず、うろうろして居酒屋へ入った。結構な距離を歩いたのに、よく付いてきてくれたと思う。

居酒屋ではナンパと思わずに楽しく会話した。出身地の話し、趣味の話し、仕事の話し・・・

女の子は明日仕事があるというが、このまま帰したくはなかった。
女の子の自宅の最寄り駅まで付いて行っていいか聞いたところ、大丈夫とのことだったので一緒に行った。

最寄り駅では、また居酒屋に誘導した。明日仕事なのによく一緒にいてくれるなぁと思いつつ、自分でも誘導先に芸がないと思う。

だいぶ仲良くなった。ナンパの目的がセックスをすることならホテルや自宅に行く必要がある。

2軒目の居酒屋を出た。深夜1時をまわっていたと思う。女の子の荷物は僕が持ち、反対側の手で女の子と手をつないだ。酔っていたせいだろう。自然と手をつなげた。

相手の家へ入りたいと伝えた。が、明確に拒否された。

女の子もお酒を結構飲んでいると思うが、許可できない線引きはしっかりできている。

これ以上は望めないかな・・・と思いつつ、スマホで調べたホテルへの道を通る。女の子の家もそちら方面で、自然にその道を通れた。

「休んでいこう」

ホテル前で僕は言った。

拒否。そのまま自分の家へ帰ろうとする。

ここで誘導できなければ、朝までコンビニで時間つぶしだな・・・と頭の隅で考えつつ、説得を試みた。

もう少し一緒にいたいという意思を伝えた。それでも拒否。

やはりダメかな、ここでしつこく言っても嫌われる。

女の子側の意思を尊重しようと思い、片方の手で持っている女の子の荷物を取れるように相手側に差し出す。

でも、女の子は手に取らなかった。

一緒にホテルに入れるのか?

僕は押した。この反応であれば押しが足りないだけだ。

だけど、もっと大きい難関はホテルに入ってからきた。

女の子はソファに座ったまま寝ようとして、ベッドに入ってくれない・・・

疲れるよ、寝れないよなどの声をかけるが頑なに動かない。

しまった。ホテルに入ってからの立ち回りが全く分からない。

このまま数十分無駄に時間が過ぎていったと思う。僕は声かけ前、1軒目、2軒目とお酒を大量に飲んでいたので、ここぐらいから詳細には覚えていない。

数十分して女の子だけベッドに入っていった。僕も少ししてからベッドに入った。

女の子はこちらに背中を向けているので、服を脱がそうとしたところ、飛び上がり舌打ちをした。

こちらは一旦引いてを繰り返して、最終的にセックスした。

翌朝、目覚めるとなぜか女の子は不機嫌な様子だった。

話しかけても好意的なリアクションは返ってこなかった。

ホテルを出て別れ際、また遊びに行こうと熱心にアピールした。

僕は女の子と縁を切りたくなかった。

女の子の自宅の近くまで移動して2軒も付き合ってくれた女の子に対して、好意を持った。

彼女の態度はそっけなかった。

何か嫌われることをしたかなと思った。

後日、また飲みに行く約束をしようと連絡したが、

「結構です」

と断られた。

一晩同じ時間を共有してくれたのにこんな返答だったことに、僕は混乱したし傷ついた。

でも仕方ない。

相手が落としてほしいように落とさなかった僕の責任だ。